オピオイド危機の起源とその後の影響を描いたヒューマンドラマシリーズ「ペインキラー」。ある薬物の発明によって生命が永遠に変わった人々のストーリーに深く感動し、社会的システムの問題について考えさせられる作品です。そんなペインキラーのキャストやあらすじ、実際の事件を紹介します。
【Netflix】ペインキラー|キャストは?
まずは、ペインキラーの主要キャストを紹介していきます。
エディ・フラワーズ(演:ウゾ・アドゥーバ)
連邦検事局の捜査官。オキシコンチン絡みの事件に注目し、オキシコンチンが人々を蝕んでいくのを止めようと行動を起こします。
リチャード・サックラー(演:マシュー・ブロデリック)
パーデュー製薬の社長。叔父のアーサーが残した負債を埋めるため、新薬の鎮痛剤であるオキシコンチンを販売し、中毒性があると知りながら全米に広めていきます。
グレン・クライガー(演:テイラー・キッチュ)
自動車修理工場の経営者。背中の負傷により鎮痛剤が必要となり、オキシコンチンを処方されたことで鎮痛剤の依存症になっていきます。
シャノン・シェーファー(演:ウェスト・ドゥカヴ二―)
パーデュー製薬の営業員。金儲けに目がくらみオキシコンチンを宣伝していきますが、中毒性の高さに気づいていきます。
アーサー・サックラー(演:クラーク・グレッグ)
リチャードの叔父。パーデュー製薬の名を残すため、美術品に投資して巨額の負債を残します。製薬会社のビジネスモデルを築いた人物です。
【Netflix】ペインキラー|あらすじは?
連邦検事局の捜査官・エディはある場所を訪問し、勧められた椅子に座ります。「パーデュー製薬を訴えている。支払いには最大の保証額を指定、大物を捕るご協力を」と言われ、エディは自分が気づき始めた発端やパーデュー製薬について話しました。
パーデュー製薬の社長アーサー・サックラーが他界後、多額の借金が発覚し、集まった親族は揉めはじめます。甥のリチャードはアーサーの意思を継ぐことを考え、強力な鎮痛剤の開発を始めることに。モルヒネから想像されることをヒントに、倍量のヘロインを使っても死のイメージがない「オキシコンチン」が完成、承諾まで進んだのでした。
一方、自動車修理工場の経営者・グレンは、事故で背中を痛め、当初鎮痛剤が効かないためオキシコンチンを処方され、仕事復帰できたものの、グレンは幻覚に悩まされ始めることに。パーデュー製薬の営業部門では、見栄えをする女性を教育し、医師にオキシコンチンを処方するよう仕向けます。説明会に参加したシャノンは感化され、ベテランのブリットと売上を伸ばしていくのです。
【Netflix】ペインキラー|実際の事件も紹介!
ペインキラーは「オピオイド危機」という実際に起きた事件を題材にしたドラマです。
「オピオイド危機」とは1990年代後半から現在に至るまで、依存性や中毒性のある麻薬物質「オピオイド」を含有する処方鎮痛剤により、全米で50万人以上が亡くなったことで社会問題に発展しました。
製薬会社パーデュー・ファーマが製造販売したオピオイド系処方鎮痛剤「オキシコンチン」がいかにして全米に蔓延していったのかが実話をもとに描かれています。
最後に
今回は、Netflixで配信されているドラマ「ペインキラー」について調査してきました。実際に起きた事件を題材に描かれた本作は「恐いけれど泣ける場面もあり、中毒になる」という声が多数挙がっている話題作です。まだ視聴していない方はぜひ見てみてくださいね。