この記事では『ミッシング』という映画が実話なのかどうか調査しました。ミッシングという映画は、石原さとみさんが主演している作品で、実話をもとにした物語といわれています。実話をもとにしているとすれば、ショッキングな事件が過去に起きていたことになります。『ミッシング』映画のネタバレも含み、実話に出てくる娘さんがどうなったのかも見てみましょう。
『ミッシング』映画は実話?
『ミッシング』映画は、厳密に言うと実話ではありません。しかし、作品の元になった事件があるといわれています。それが、2019年に起こった「山梨キャンプ場女児失踪事件」です。山梨県南都留郡道志村のキャンプ場で、当時小学1年生の女児が行方不明になった事件で、私たちの記憶にも強く残り続けています。残念ながらこの事件では、行方不明になった女児が白骨化した遺体で発見されるという結末を迎えてしまいました。
『ミッシング』映画が実話をもとにしているといわれる理由
ミッシングが「山梨キャンプ場女児失踪事件」をもとに作られたといわれる理由は、物語の構成が酷似しているからです。ミッシングでは、当該の事件と似たシチュエーションで女児が行方不明になっていることや、SNSでの誹謗中傷が問題視された点も共通していることから、この事件が元になったといわれているようです。なお、この事件がモデルになっていると公式情報で発表されているわけではないようです。
映画『ミッシング』のネタバレ!娘はどうなった?
それでは映画『ミッシング』のネタバレをご紹介します。まずミッシングの始まりは、実話がモデルとされている「娘」が行方不明になった後から始まります。誘拐事件や失踪事件がモデルになっていると、事件現場が描かれることがありますがミッシングはその後の両親の苦しみに焦点を当てています。この点が、視聴者にとって悲痛に感じるポイントを凝縮しており、心を傷めずに見ることが難しいといわれる理由です。
娘が突然の失踪
石原さとみさん演じる母親の沙織里が推しのライブに行っている間に、娘が失踪してしまいます。懸命な捜索も虚しく、娘は見つからないまま時間だけが経過していきます。数ヶ月もすると、徐々に世間の関心が薄れ始め、次第に母親である沙織里に誹謗中傷の声が集まるように。娘の失踪中にライブを楽しんでいたことで「育児放棄をしていた」と根も葉もないことを言われてしまいます。そんな情報の闇に飲み込まれ、精神を病んでいく沙織里。
地獄の日々の中で一筋の光を見つけていく
沙織里は、冷めた夫や誘拐犯として怪しまれている実弟に対しても不信感を募らせ、何の罪もない人を疑ったり、不審者扱いをされる行動に出たりするようになります。しかし沙織里は同時に、すべての子どもが自分の娘のようにならないよう力を尽くしたいと思っていました。行方不明の子どもの捜索を手伝ったり、学童擁護員のパートを始めたり、沙織里の行動はいつからか周囲の協力を集めるようになります。
娘はどうなった?衝撃の結末
結論から言うとこの作品は、娘が見つからないまま物語の幕が下ります。ミッシングは実話をもとにされたといわれていますが、娘の誘拐事件の始まりから解決までを描く物語ではありません。娘が失踪し心を壊してしまった夫婦が、一筋の光を見つけ前向きに生きていく物語です。そのため娘は見つからないまま、夫婦が少しずつ善意を生み出し希望を見出していく過程で、物語は終了するのです。
まとめ
『ミッシング』映画が実話なのかどうか、調査しました。ミッシングはあまりにリアルな演技とシチュエーションから、実話だといわれることがあります。実際には、モデルになった事件があるといわれていますが、完全な実話だと公式発表されていません。石原さとみさん演じる、心を破壊され憔悴しきった母親のリアルな表情は、実際に子どもをもつ石原さんならではの表現力を感じます。