韓国ドラマの醍醐味の一つといえば、やはり復讐劇。復讐の一手一手が着実に加害者を追い詰めていく様子に、思わず釘付けに。今回は、韓国ドラマの復讐系ネットフリックスで視聴できる厳選したドラマをご紹介していきます。
アクションあり、心理戦あり、ダークヒーローありの多彩な復讐パターンを楽しめるラインナップです。
韓国ドラマ・パターンでみる復讐劇
韓国ドラマの真骨頂といえば、やはり「復讐劇」裏切り、愛憎、欲望が絡み合う壮絶な人間ドラマは、見る者の心を強烈に揺さぶります。理不尽な運命に翻弄されながらも、主人公が緻密な計画で加害者を追い詰めていく姿には、思わず胸がすくような爽快さがあります。
日本の復讐ドラマ「ブラックファミリア」のように娘を殺した犯人を突き止めるために「成りすまし」という壮大な復讐計画を立てるように、韓国ドラマの「復讐もの」には、定番ともいえるいくつかのパターン(型・構成)が存在します。
復讐系韓国ドラマおすすめ紹介
裏切りや陰謀・復讐劇は、視聴者の心を引きつけ高い視聴率を獲得しやすい傾向にあるからなのか韓国には本当にたくさんの復讐ドラマ作品があります。今回は、パターン別に傑作韓国ドラマの復讐系の中でも、ネットフリックスで視聴できるおすすめサスペンスドラマを中心に作品をご紹介していきます。
マイネーム:偽りと復讐①親の復讐を果たす
韓国ドラマの定番といえば両親や兄弟が過去に殺されたり、ひどい濡れ衣を着せられその後大変な目にあい、成長したその子どもが復讐を果たしていく復讐ドラマが人気パターンの一つです。その中でも、親を殺された娘が自らの手で復讐を遂げようとする物語「マイネーム:偽りと復讐」は必見の一作。ハン・ソヒのアクションがとてつもなくかっこよく、復讐を誓うジウの覚悟と孤独、そして揺れる心情が圧倒的なリアリティで描かれています。緊迫したストーリーと重厚な人間ドラマが融合した、韓国復讐ドラマの真骨頂ともいえる作品です。
あらすじ
2021年に放送されたハン・ソヒ主演のドラマ「マイネーム:偽りと復讐」。犯罪者で指名手配中の父を持つジウ(ハン・ソヒ)は、そのせいでクラスメイトから激しい嫌がらせを受け、学校を退学。
絶望の中で父に電話をかけ、「もうあなたは死んだことにする」と告げた直後、父は娘のもとへ向かうが、自宅のドアを開けようとした瞬間に銃弾に倒れる。ドア一枚隔てて、父の死を目の当たりにしたジウは復讐を誓う。
父のかつての仲間であり麻薬組織のボスが彼女を支え、父を殺した真犯人を突き止めるため、父の親友がボスの犯罪組織に入り警察に潜入する。
マイネーム:偽りと復讐を観た人の感想
韓国ドラマ復讐系のネットフリクスの中で「マイネーム:偽りと復讐」を観た人の感想としては、やはりハン・ソヒのアクションの凄さとストーリーの良さを語ってる人が多かったです。次の回が気になって一気見してしまった人も多いようです。
ザ・グローリー②サイコ・ダークヒーロー型
韓国ドラマの中でも、近年注目を集めているのが「サイコ・ダークヒーロー型」の復讐劇。被害者だった主人公が、復讐を重ねるうちに自らも闇に染まり、かつての加害者をも支配するほどの存在へと変わっていくタイプです。「ザ・グローリー」はまさにその代表作。2022に放送されたザ・グローリーは、韓国ドラマの復讐系のネットフリックスの中でも、2週連続でNetflix週間グローバルTOP10の最も視聴された作品に選ばれています。
あらすじ
高校時代に受けた残酷ないじめで心身ともに深い傷を負ったムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)が、18年の歳月をかけて復讐を遂げる物語。彼女は人生のすべてを復讐に捧げ、教師として加害者の家庭へ静かに潜り込み、緻密に仕掛けた罠で少しずつ追い詰めていく。
やがて主人公は完全に「闇落ち」し、復讐の鬼となっていく。復讐を重ねるうちに自らも冷酷さと悪意に染まり、善悪の境界が曖昧になる緊張感が、このドラマの最大の魅力だ。いじめという社会問題を鋭く描きながらも、最後まで息をのむ展開が続く、韓国復讐ドラマの新たな傑作である。
ザ・グローリーを観た人の感想
ザ・グローリーを観た人の感想としては、とにかく観ていて気分が悪くなるくらいのいじめの描写がエグいという声が多かったです。単純明快な話では終わらず被害者である主人公自身も、復讐するうちに悪に染まっていってしまうことに復讐とは何なのかと考えてしまう作品だったようです。
ヴィンチェンツォ③法廷・権力闘争型
主人公が弁護士や検事、マフィアなどの立場で、権力者や悪党に立ち向かう復讐劇。法廷や組織内の駆け引きを駆使しながら正義を貫くタイプで、スリルと爽快感を兼ね備えた復讐パターンです。権力闘争の中で繰り広げられる心理戦や戦略的な復讐の描写が見どころ。
ヴィンチェンツォ自身もマフィア弁護士として「弱者のために悪を使う」と語り、徹底的に計算された手段で復讐を遂げていきます。
あらすじ
幼い頃に韓国からイタリアへ養子に出され、マフィアのボスの下で成長したヴィンチェンツォ(ソン・ジュンギ)は、冷静沈着で頭の切れるマフィア弁護士。ボスが死んでしまい組織内で裏切りが発生。
隠された金塊を回収するため韓国に戻った彼は、地下に隠された金塊を守るため、再開発で立ち退きを迫るバベル建設や巨大企業バベル・グループに立ち向かう。金塊がねむるクムガプラザ住民や弁護士と手を組んで悪党のやり方で悪党を倒す策略で戦う姿を描いた法廷・権力闘争型復讐劇です。
ヴィンチェンツォを観た人の感想
復讐劇なのになぜか笑いが多い「ヴィンチェンツォ」。ヴィンチェンツォを観た人も、クムガプラザの住民たちの個性豊かでユーモアあふれる行動に思わず笑ってしまい、シリアスな復讐劇とコミカルな日常のギャップにハマってしまった人が多かったようです。
まとめ
今回は、親の復讐を描いた「マイネーム:偽りと復讐」、冷徹なダークヒーロー型の「ザ・グローリー」、法廷や権力闘争を駆使する「ヴィンチェンツォ」など、Netflixで観られる韓国ドラマの復讐系作品をご紹介しました。
それぞれ異なる復讐のスタイルや戦略が描かれ、スリルや感動、痛快さを存分に味わえます。気になる作品からぜひチェックして、緻密で刺激的な復讐劇の世界を楽しんでみてください。

