実話に基づいた衝撃的なストーリーをドラマ化した『アップルサイダービネガー』、インフルエンサーとして成功を収めたベル・ギブソンが虚偽の情報を発信し、周りの人々を巻き込んでいった実話を元にした作品で話題となりました。今回はそんな『アップルサイダービネガー』の見どころやベル・ギブソンの現在についてご紹介します。
『アップルサイダービネガー』とは
『アップルサイダービネガー』は、末期の脳腫瘍を自然療法で治したと偽り、ウェルネス起業家として成功したインフルエンサー、ベル・ギブソンの実話に基づく作品です。ベル・ギブソンが、脳腫瘍を患っていると嘘をついて、インフルエンサーとして成功を収め、多くの人々を巻き込んだ実話を元にしたストーリーで、ベルと母親、友人、パートナー、そして彼女の嘘に巻き込まれた人々との複雑な人間関係やSNSの危険性、承認欲求の果てにあるもの、そして嘘が社会に与える影響などを考えさせられるメッセージなどが描かれた作品となっています。
『アップルサイダービネガー』の見どころ
『アップルサイダービネガー』の見どころとなっているのは、実話に基づいた衝撃的なストーリー、複雑な人間関係の描写、そして考えさせられるメッセージではないでしょうか。SNSの危険性や嘘が社会に与える影響を考えさせられる作品で、インフルエンサーとして成功を収めたベル・ギブソンが多くの人々を巻き込んでいくストーリー、ベルと母親、友人、パートナー、そして彼女の嘘に巻き込まれた人々との複雑な人間関係、そしてSNSの危険性や承認欲求の果てにあるもの、そして嘘が社会に与える影響などのメッセージは現代社会で生きる私たちに考えさせられるものがあります。
ベル・ギブソンとは
ベル・ギブソンはオーストラリア出身の女性でインスタグラムへの投稿などで、「自分は脳腫瘍で、すでに末期と診断されたものの、さまざまな自然療法で克服した」と嘘をついて関心を集め、初期のスーパー・インフルエンサーの1人となりました。それをきっかけに、レシピアプリThe Whole Pantry(ザ・ホール・パントリー)を開発し、そのダウンロード数は、最初の1カ月で約20万に達したと言われています。今年最も刺激を与えてくれた女性にも選出されたベルでしたが、その嘘はバレてしまいます。疑いが持たれるようになり、インスタグラムに「血液、脾臓、脳、子宮、肝臓のがんと診断された」と投稿しましたが事実ではなかったといいます。
ベル・ギブソンの現在
詐欺罪で起訴され、消費者保護法違反の罪に問われたベルは、5つの罪で有罪となりました。オーストラリア連邦裁判所は2017年3月、寄付に関する虚偽の発言をしたことに関連して、ビクトリア州政府におよそ41万オーストラリア・ドル(約3965万円)を支払うよう命じました。それから数年が経ちベルはビクトリア州のメルボルンで暮らすエチオピアのオロモ人コミュニティが運営する慈善団体、Australian Oromo Community Association in Victoriaのメンバーに加わっていることが報じられました。しかし、団体の関係者は、彼女がボランティアとして登録している事実はないと発言、団体が開催するイベントでも、2、3回見かけたことがあるだけということで、現在どうしているのかは謎になっています。
まとめ
今回はそんな『アップルサイダービネガー』の見どころやベル・ギブソンの現在についてご紹介しました。2020年に再び話題になったベル・ギブソンですが現在どうしているのかは謎のようでした。私たちが日頃利用するSNSですが、こういった実話を知ってしまったら、その使い方もよく考える必要があることを考えさせられます。すぐに世界中の人と繋がれるSNSですが一歩間違った使い方をしてしまうと取り返しがつかないことになることを理解しながら付き合っていく必要がありそうです。