2020年3月13日にNttflixで配信が開始された映画「ロストガールズ」。2010年にアメリカで発生した殺人事件をモデルに書かれた今作は、失踪した娘を捜す母親が、独自の調査や警察、メディアを動かし、犠牲者たちの物語が世界に広がる様子を描いています。Netflixでは最近実話を元にした作品が多く、日本ドラマでは地面師たち 実話が話題になりましたね。今回はそんなロストガールズの実話となった事件や犯人の正体、事件の真相を調査しました。
【Netflix】ロストガールズは実話?
では早速、ロストガールズのあらすじやどんな事件の実話なのか紹介していきます。
ロストガールズあらすじ
実家を訪れるはずだった娘が現れず、行方を捜す主人公の母親。警察に通報するも、娘が売春婦であることがわかるとまともに取り合ってもらえません。それでも母親は諦めず、他2人の娘と独自の捜索を開始します。その後、娘が姿を消したロングビーチで複数の人骨が見つかり、売春婦をターゲットにした殺人事件が起きていたことが明らかになったのでした。
ロストガールズは実話?
ロストガールズは実話です。1996年から2011年に渡ってニューヨーク州ロングアイランド南岸で発生した「ロングアイランド連続殺人事件」を題材としています。ギルゴビーチで11人の遺体が発見され、被害者の多くは売春婦として働いていた若い女性がほとんどでした。本作の主人公の娘は被害者ではなかったのですが、行方不明になった娘を捜すうちにこの連続殺人事件と出会い、独自の捜査を開始していくという内容となっています。
実話【ロストガールズ】犯人の正体とは?事件の真相を調査
実話を元に制作されたロストガールズ。その元になった連続殺人事件の犯人の正体とは?また、事件の真相を調査しました。
犯人像
事件が発覚した当初、犯人は単独犯説と複数犯説が浮上。複数犯説については、複数の単独犯か複数人による共犯かは不明ですが、少なくとも3人以上が関わっていると推測されていました。またある被害女性が行方不明になった際、犯人は被害者女性から彼女の妹に電話をかけていたことが判明。その電話は複数回に渡りましたが、会話は全て警察が追跡できない長さだったそうです。上記のことから犯人は警察関係者または警察の捜査方法についてよく知っている人物か集団ではないかと言われていました。
犯人の正体とは?
事件当初、上記のようなこともあり、犯人ではないかという男性の名前が3人挙がっていました。そして事件から10年以上が経った2023年7月、ようやく犯人が逮捕されたのです。その犯人の名前はレックス・ホイヤーマン。マンハッタンに事務所を構えるやり手の建築家で妻と娘がいました。逮捕の決め手は被害女性に電話をかけていたことと、容疑者が食べ捨てたピザに付着していたDNAと被害女性に付着していたDNAが一致したことだったそうです。
事件の真相を調査
逮捕されたホイヤーマン容疑者は逮捕後、無罪を主張しているとのこと。現時点でそれ以外の情報は浮上していないため、事件の真相はわかっていませんが、今後調査が進むにつれ、徐々に真相が明らかにされるでしょう。ともあれ、1人の母親が事件解決するために奮闘し戦い続けた執念があったからこその解決に繋がったのかもしれませんね。
最後に
今回は、Netflixで配信されている映画「ロストガールズ」は2010年に発生したロングアイランド連続殺人事件を元に制作された作品であることがわかりました。映画が制作・配信された当時は未解決事件だったこともあり、犯人逮捕のシーンは描かれていませんが、主人公女性が事件解決に向けて奮闘した執念が犯人逮捕に繋がったと言えるのではないでしょうか。実話となった事件を知った上で、再び視聴することでまた見方が変わるかもしれませんね。