韓国ドラマを語るうえで欠かせない存在がOSTです。そもそもOSTとは何なのか、どのような役割を果たしているのか。
本記事では、OSTとは何かという基本から解説し、歴史的名作ドラマで愛され続ける人気OSTを分かりやすく紹介します。
韓国ドラマOSTとは?
まずは基本としてOSTとは何を指すのかを整理し、初めて聞く人にもわかりやすいように解説していきます。
OSTの正式な意味
OSTとは「Original Sound Track」の略で、ドラマのために用意された音楽全般を指します。主題歌だけでなく、感情を盛り上げる挿入歌やインストゥルメンタルも含まれ、OSTとは物語の魅力を音楽によって引き立てる重要な存在です。
韓国ドラマでOSTが特別な理由
韓国ドラマにおいてOSTとは、単なるBGMではありません。登場人物の気持ちや物語の大きな転換点を、音楽によって分かりやすく伝える重要な役割を持っています。OSTとは、作品の感情表現を音で支え、視聴者の心に深く残す存在だといえるでしょう。
日本ドラマと比べると、韓国ドラマではOSTの使われ方にも違いがあります。特に特徴的なのが、同じ曲を繰り返し流す演出。同じOSTが流れることで、特定のシーンや感情が強く印象づけられ、後からその曲を聴くだけで名場面を思い出せるのです。
OSTが韓国ドラマの人気を支える理由
OSTとは韓国ドラマの人気を支える柱の一つです。OSTが流れることによって、視聴者は自然と感情を重ねやすくなり、ドラマへの没入感を高めていきます。脚本や映像を元にOSTの楽曲が作られるため、歌詞やメロディが物語に深く結びついて
またOSTとは人気歌手やK-POPアイドルが参加することも多く、音楽面での注目度が高いのも特徴です。悲しい場面では切ないバラード、恋が動く瞬間には甘いメロディが流れ、視聴者は自然と登場人物の気持ちに寄り添えます。OSTとは感情のガイド役とも言える存在です。
音楽ヒットがドラマ人気を拡大
OSTとは音楽単体でも評価される存在であり、楽曲ヒットをきっかけにドラマ自体の認知度が上がるケースも多く見られます。また音楽としての完成度も高く、ドラマ放送後に楽曲単体でヒットすることも珍しくありません。特に配信サービスや動画サイトで注目されると、楽曲名やドラマ名が検索され、作品全体の認知度が一気に高まります。
このように、OSTのヒットがドラマ人気を拡大し、長く愛される名作へと成長させるケースも多く見られます。
歴史的名作ドラマを彩った人気OST
韓国ドラマには、大ヒット作品とともに多くの印象的なOSTが生まれてきました。物語の名シーンと強く結びついた楽曲は、ドラマが終了した後も長く愛され、聴くだけで作品の世界観がよみがえるものも少なくありません。
数多くのドラマ作品が制作されてきた中で、OSTは作品の評価や記憶に残る要素として重要な役割を果たしてきました。ここからは、歴史的名作ドラマを彩り、多くの視聴者の心に残り続けている人気OSTをご紹介していきます。
『トッケビ』
2016年に放送された『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』は、韓国ドラマで、ファンタジーとロマンスを融合させた名作。不滅の命を持つトッケビと、彼の運命を変える少女との出会いを軸に、愛や別れ、人生の意味を丁寧に描いた物語です。
壮大な世界観や美しい映像はもちろん、登場人物それぞれの感情を繊細に表現したストーリー展開も大きな魅力。そして、作品の感動をより深く印象づける世界観に寄り添ったOSTが話題となり海外でも高い評価を受け、日本でも韓国ドラマの人気作品の一つとなっています。
- Stay with Me (CHANYEOL, PUNCH)
- Beautiful”(Crush)
『となりのMr.パーフェクト』
2024年8月からNetflixで配信され、日本でも注目を集めた『となりのMr.パーフェクト』は、人生の再スタートを切ろうとする女性と、彼女の過去をすべて知る“完璧すぎる”幼なじみの男性が再会し、恋に発展していく韓国発のロマンティックコメディです。
韓国では大人気の第5世代K-POPボーイズグループ・ZEROBASEONEが楽曲を担当。爽やかさの中にほのかな切なさを混ぜたサウンドで、ドラマの世界観をより深く印象づけました。
- Reaching for you(ZEROBASEONE)
- What are we(ハ・ソンウン)
- Any day with you(Muzie)
- The truth(チョン・ヘイン)
『愛の不時着』
『愛の不時着』は、韓国と北朝鮮という本来交わるはずのない世界に生きる男女の恋を描いた、韓国ドラマ史に残る大ヒット作です。2019年から放送され、日本でもNetflix配信をきっかけに社会現象級の人気を巻き起こしました。
国境、立場、価値観の違いという大きな壁を超えて育まれる愛と絆が、切なくも温かくそして面白く描かれています。また感情を揺さぶるようなOSTの完成度の高さでも高く評価されている作品です。
第一話の出会いのシーンから流れる「偶然のような運命」は、繰り返し使われた楽曲でドラマの顔のような存在です。
- 偶然のような運命(シプセンチ)
- Give You My Heart(IU)
- Flower(ユン・ミレ)
- Here I am Again(ペク・イェリンの)
『梨泰院クラス』
ソウルに実在する多国籍で自由な雰囲気の繁華街。貧しい立場からスタートした主人公パク・セロイが、巨大財閥に立ち向かい、飲食業界で成り上がっていく階級の頂点を目指す物語です。
『梨泰院クラス』のOSTは、登場人物の心情や物語のテーマをそのまま言葉にしたような歌詞が特徴で、作品の印象を大きく高め楽曲も多くの人たちに聞かれ、ドラマを象徴するOSTとして圧倒的な存在感を放ちました。
- Start Over(Gaho)
- Sweet Night(V BTS)
- You Make Me Back(キム・ウソン)
- Diamond(ハ・ヒョヌ)
出典:JTBC Drama
まとめ
OSTとは韓国ドラマの感動を支える重要な要素です。歴史的名作の人気OSTは、今も多くの視聴者の記憶に残り続けています。OSTに注目してドラマを観ることで、物語の魅力をより深く味わえるでしょう。

