2024年に動画配信サービスのNetflixにて独占配信されたドラマ「私のトナカイちゃん」。「私のトナカイちゃん」はイギリスを舞台に、バーで働く芸人志望の青年がストーカー被害に直面する話を生々しくリアルに描いた作品として世界中の視聴者から高い支持を集めました。
そんな「私のトナカイちゃん」ですが、実は実際に起こった実話を元に制作された作品だということはご存じでしたか?またNetflixでの配信後に提訴されたことも世界中でニュースになりました。本記事ではそれらについて詳しくお伝えしていきます。
Netflixの私のトナカイちゃんとは?
「私のトナカイちゃん」が実話に基づいて制作されたドラマであること、そして配信後に世界中でニュースになった提訴などについて紹介する前に、まずは本記事で取り上げる「私のトナカイちゃん」の作品情報について詳しくお伝えしたいと思います。
下記に「私のトナカイちゃん」の製作陣やキャストなどの基本情報を調べてまとめてみました。この記事を読む前に是非一度、目を通していただければと思います。
私のトナカイちゃんの作品情報
「私のトナカイちゃん」の作品情報及び製作陣は下記の通りです。
- 製作総指揮:リチャード・ガッド
- 監督:ベロニカ・トフィウスカ、ジョセフィン・ボルネブッシュ
- 脚本:リチャード・ガッド
- 配信:Netflix独占配信
- 配信開始:2024年4月11日
- 話数:全7話
私のトナカイちゃんのキャスト
作中に登場する主なキャストは下記の通りになります。
- ドニー・ダン役:リチャード・ガッド
- マーサ・スコット役:ジャシカ・ガニング
- テリ役:ナヴァ・マウ
- ダリアン・オコナー役:トム・グッドマン・ヒル
実話を元にした作品?
冒頭でも少し触れましたが、「私のトナカイちゃん」は実話に基づいて制作されたドラマです。主演であり原案者でもあるリチャード・ガッドは10年前以上に自身が実際に受けたストーカー被害を題材に制作した作品だと語っています。当時、自宅には何千通にも及ぶ手紙が送られてきて、リチャード・ガッドはその執拗なアプローチに苦労していたそうです。
作中では最終的にストーカーとして有罪となり、9ヶ月間にも及ぶ刑務所での服役を言い渡されますが実際には裁判所からの注意にとどまっていたとのこと。幾つかの変更点はありますが、実話をもとにした作品なだけにとてもリアルさが感じられるドラマですよね。
「私のトナカイちゃん」配信後に起こった提訴とは?
世界中で大ヒットを記録した「私のトナカイちゃん」ですが、なんと配信後に実際にリチャード・ガッドへストーカー行為をおこなっていたフィオナ・ハーヴェイが名誉毀損をおこなったとしてNetflixを相手に提訴をおこなっています。
フィオナ・ハーヴェイは「実話」と題して配信したことでファンから自身が特定され、誹謗中傷に遭ったことを発表。それに伴う苦痛を理由に、Netflixに対して1億7000万ドルの損害賠償を求めました。
実際に作中では事実と異なる描写も多々あり、実話よりも話が誇張して視聴者に伝わっている面もあります。オンライン上での過激な誹謗中傷が続いており、後にストーカーの女性役を演じたジャシカ・ガニングがそのような行為を止めるよう声明を出す事態にまで発展しました。こちらの争いの行方にも注目が集まっています。
まとめ
以上、本記事ではNetflixで大ヒットを記録したドラマ「私のトナカイちゃん」についてお伝えしましたがいかがでしょう。この記事では「私のトナカイちゃん」が実話を基に製作された作品であり、配信後には裁判にも発展していることが分かったかと思います。
物語の面白さを賞賛する一方で、裁判の行方を心配する視聴者も多いようですが実際にはどのような判決が下されるのでしょうか。今後の動向にも注目しましょう。